No.12 「秋香る 美容に◎ごはん~さつま芋と小豆の玄米ごはん🌾~」

さつまいもの美味しい季節になりましたね!さつま芋だけでもとっても美味しいのですが、秋の恵みを味わいながらデトックスと美を育む黄金食材「さつまいも×小豆×昆布×黒胡麻」を組み合わせてみました♪🍂ほっくり甘い秋のさつまいもと、滋養あふれる小豆、旨みの昆布、黒胡麻の香ばしさ。体の内から輝く、季節のごちそう、身体中で味わってね。

🍠材料(2〜3人分)

  • 玄米… 1合(150g)
  • さつまいも … 中1本(約200g)
  • 小豆(乾燥) … 10g
  • 昆布 … 1g
  • 黒胡麻 … 小さじ2
  • 塩 … 0.9g
  • 水 … 300cc

🍚作り方

  1. 玄米を洗い、30分ほど浸水し小豆を軽く洗い入れます。
    (炊飯器の場合:小豆はさっと茹でこぼして10分ほど下茹でしておきましょう。)
  2. さつまいもは皮つきのまま1cm角にカット。(黒い部分は取り除きます。)
  3. ・昆布・さつまいも・塩・水を入れ炊く。
  4. 炊き上がったら昆布を取り除かずによそって、黒胡麻をかけて出来上がり。

🍠【さつまいも】

秋の味覚・さつまいもは、陽のエネルギーを多く含み、身体を温める「陽性」の食材。食物繊維が豊富で腸を整え、ビタミンCやポリフェノールが肌を守ります。お米に含まれていないビタミンA、Cを補ってくれます。甘味は心を穏やかにし、季節の移ろいで疲れた体にやさしく寄り添ってくれます。陰陽五行では「土」に属し、胃腸を健やかに整える作用を持っています。秋風の冷えや乾燥に負けない、潤いとぬくもりを与える癒やしの根菜です。


🌿【小豆】

陰陽五行で「水」に属し、体内の余分な水分を排出してむくみを防いでくれます。ポリフェノールが豊富で抗酸化作用が高く、美肌・アンチエイジングにとても効果的。お米に含まれていないビタミンA、K、Cを含み、たんぱく質や鉄分も多く、女性の健康維持に役立ちます。腸を整え、デトックスを促す天然の浄化食材。小豆の赤い色は魔除けの働きでお祝い事にも使われます。


🌊【昆布】

「水」の要素をもち、体内の潤いを補います。出し用昆布として食べないことも多いのですが、とてももったいないことです!ミネラルとヨウ素が代謝を高め、ダイエットや美髪に貢献します。旨み成分のグルタミン酸が腸の善玉菌を育て、腸のバリア機能を維持し細菌の侵入を防ぎ腸活にも◎。お米に含まないビタミンB12、C、ビオチンを補い、食物繊維のフコイダンは、免疫力を活性化させてくれます。毎日摂りたい食材です!


【黒胡麻】

五行では「水」に対応し、ゴマにしかないゴマリグナンは強い抗酸化力をもち、腎を補って若さを保つ長寿の種。抗酸化成分セサミンが老化を防ぎ、美肌と艶髪をサポートし良質な脂質とカルシウムでホルモンバランスを整えます。絶世の美女と言われるクレオパトラや楊貴妃もごまを好んで食したという史実が残っているそうです。


🌾【玄米】

五行の「土」に属し、エネルギーの中心を支える。ビタミンB群、食物繊維、ミネラルを含み、代謝と腸内環境を整える完全食。とはいえ不足している成分もあるため季節の食材と組み合わせて摂ることが大切です。血糖値上昇を緩やかにし、ダイエットに最適♪生命力を底上げし、自然のリズムに沿った健康を育みます。ケイ素(シリカ)はガラスや水晶を作りだしている元素でコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の生成を助けてくれます。


🌸【まとめ】

さつまいもと小豆の玄米ごはんは、五行で「土」と「水」の調和をとり、心身を潤しながら芯を強く保つ食です。腸を整え、肌をなめらかにし、穏やかな満足感で食欲の秋を健やかに楽しめる一品。美と健康を叶える、季節の癒し膳です。              

   管理栄養士 平島さゆり